田中芳樹の長編小説シリーズ「創竜伝」の完結について、多くの読者からさまざまな意見が寄せられています。
特に、その終わり方に対しては、創竜伝の完結がひどいという言葉がネット上で見受けられます。
この記事では、なぜこのような反応が生まれたのか、物語の展開やキャラクターの扱いについて深掘りし、読者の期待と現実のギャップについて考察します。
創竜伝 完結(15巻)ネタバレについて!
今朝、通勤電車の吊り広告に「創竜伝」の文字を見つけ、なつかし~!と会社で思わず検索したら創竜伝もアルスラーンも無事に完結したのね。両方とも途中で挫折組なので無事完結できて良かったね、の気持ち。ただなんか評価ひどいみたいだけど(^^;)
— なお (@oto_murasaki) December 16, 2022
創竜伝の完結がひどいという理由について、気になるところです。
この記事では、このシリーズの完結に対する評価や反応を深く掘り下げ、読者の皆様と共に考察していきたいと思います。
完結に対する喜びと疑問
創竜伝最終巻読了。
中学生の頃から読みはじめて(その時点で7~8巻位出てた)、ようやくの完結。13巻からの待ちが長かった。
感想としてはそういう終わり方か~という感じ。
田中作品では一番穏当な終わり方かもしれない。
あ、いや考えてみると夏の魔術シリーズも穏当な方か。— D (@darkpriests) May 2, 2021
「創竜伝」の15巻で物語が完結し、長い間フォローしてきた読者からは多くの感謝の声が聞かれます。
しかし、同時に終盤の急な展開や、物語の幾つかの要素が未解決に終わったことに対する疑問も提起されています。
具体的には、物語の重要な転換点である3000年間の眠りや、重要キャラクターの意外な行動に対して、より深い説明や背景が必要だったとの指摘がありました。
物語の終わり方に対する批判
年末から読んでいた『創竜伝』最終巻を読み終えました。
中学生の頃から続いてる作品で、ようやく完結で一安心(笑)。ただ、若干、ジャンプの打ち切り漫画の終わりっぽい感はあり、そこは残念😅。やはりハッキリした決着は欲しかったかな~。まあ、人間の知恵の及ばぬ領域という事かな。#創竜伝 pic.twitter.com/bOAWpjxtH7
— 馬河童 (@bakappa324) January 2, 2021
読者の中には、「打ち切り漫画のような終わり方」だと批判する声もあります。
これは、物語がある程度の結論には至ったものの、一部のストーリーラインやキャラクターの運命が不明瞭に終わったことに対する不満が反映されています。
また、物語の終わり方が読者の持つシリーズに対する期待と一致しなかったことも、不満の一因となっているようです。
キャラクターの扱いに関する意見
「小早川奈津子」
小説「創竜伝」に登場する敵キャラ、作者は「銀河英雄伝説」で有名な田中芳樹氏
主人公一行に難癖をつけに来ては復活してくる人外みたいな人、自称「天使のなっちゃん」
このシリーズ今年33年目にして、ようやく完結したらしい(まだ未読)
画像はCLAMP版 pic.twitter.com/eG51y0OhXb— カナデ@趣味垢 (@leaf_1124) September 18, 2021
特定のキャラクター、特に小早川奈津子などの重要な役割を持つキャラクターに対する扱いには意見が分かれています。
一部の読者は彼女の最後の扱いに対して納得がいかないと述べており、もっと物語に深みを持たせることができたのではないかと感じています。
シリーズ全体への感謝と寂しさ
先月出た、田中芳樹の創竜伝文庫版の最終巻を買って一気読み。
最初に読んだのが小中学生ぐらいだったから30年くらいか…
ハードカバーでは数年前に出ていたけれど、今までずっと文庫を買っていたので、今日まで我慢してた。
色々と感想はあるけれど、とりあえず完結してくれたのは本当に嬉しい。 pic.twitter.com/g2BgUmbfGA— ごえみん (@goetan0409) January 8, 2024
多くの読者はこの長いシリーズの完結に対して感謝を表明していますが、同時に、愛着のある物語が終わる寂しさを感じている様子も伺えます。
特に、長年にわたって「創竜伝」の世界に没頭してきたファンにとっては、物語の終わりがもたらす感情は複雑なものであるようです。
このように、「創竜伝」の15巻の完結は、読者にとって多くの感情を引き起こしました。
作品の終わり方に対する賛否両論、キャラクターへの感情移入、そして物語の終わりを迎えることへの複雑な感情が、このシリーズが長年にわたって多くの人々に愛されてきた証と言えるでしょう。
創竜伝の完結がひどい!?私の見解と感想!
ひどい点
私が「創竜伝」の完結編について感じた最大の問題点は、その急ぎ足で終わらせた感じです。
物語の急展開は読者を圧倒し、富士山の大噴火や小早川奈津子の突然の行動変化などは、説明が不十分であるかのように感じました。
物語の核心部分が唐突に展開し、多くの質問が解決されずに終わった感じがしました。
良い点
しかし、物語の終わりには良い点もありました。
特に、竜堂四兄弟のキャラクター性と彼らの会話は、シリーズ全体を通して一貫して楽しめる内容でした。
彼らの軽妙なやり取りは、最後までシリーズの魅力的な部分でしたし、またシリーズが最後まで続いたこと自体がファンにとっては大きな喜びになったのではないかと思います。
総評
総合的に考えると、「創竜伝」の完結編は完璧ではありませんでしたが、長年のファンにとっては、物語がきちんと終わったことに大きな意義があると思います。
確かに、物語のいくつかの部分はより良く扱われることができたかもしれませんが、長年にわたって愛されたシリーズの完結としては、十分な価値があったと思います。
長い間、竜堂四兄弟と共に過ごしてきた読者としては、彼らの物語が完結したこと自体が、何よりも大きな喜びです。
創竜伝の完結がひどい!私の見解も深堀り分析!まとめ
最後に、創竜伝の完結がひどいに関する多くの読者の反応を考慮して、物語の急な終わり方と解決されない謎が残ったことが主な批判点です。
キャラクターの深堀り不足とストーリーラインの複雑さも問題とされました。
一方で、物語の終わり方には個々の意見があり、作者の制約も考慮する必要があるという意見もあります。
全体的に、読者は「創竜伝」シリーズに対する強い愛情を持ちつつも、完結巻に対しては賛否両論がありましが、無事完結したということで最終的には良かったと思います。